2015/05/24

てげ旅 -宮崎市(わびさび街)-

雨の中を濡れてきて、そのままずっと乾くまで歩きつづけた、といった感じのくたびれた服装で、しかし目もとが明るく、けっこう正直そうな印象を与える青年が、私の事務所に現れた。新聞の求人広告を見たというのである。

と、安部公房の「鞄」をなぜか思い出す街並み、「強制はされてないけど、別に不自由じゃないからやり続けています、いつやめたっていいんですけどね。」とは決して言っていないけどそんな雰囲気、そんな街並み。

この近所のマンション、はにわだらけでした。マジで。
 猫とヒトとサルママ
 老舗感
 あぁ、その椅子ちょうだいな。
 廃墟寸前でした。
 ご立派な居酒屋。夜な夜な...

てげ旅 -宮崎市(ひかえめな街)-

諸事情で宮崎市内まで車をびゅーーーんと飛ばして行ってきた(片道100Km)。これまた遠出です。途中、寄るところもあったので下道で2時間かけて..。途中、神武天皇お船出の場所(つまり歴史)や豊かな自然を感じながら。海と山、自然と人。良いですな。これまたざっくりスケジュール。

雨上りの土曜日
10:00 出発
11:00 小倉ヶ浜 (日向・ビーチコーミング)
12:30 S&Y WORK SHOP (空港近く)
13:30 椿古道具店 (中村)
14:00 日向路工芸店 (広島)
14:30 おおはた布店&krona (清水)
15:30 alconne等古着屋をうろちょろ (橘)
16:30 KIMAMA BOOKS (楠並木)
17:00 骨董品屋でおっさんとお茶
20:00 帰延岡

小倉ヶ浜。某HPで「ビーチコーミングだけで生計たてれるぐらいの浜」って書いてたけどやはりそんな甘くはなかったとです。サーファーがめちゃいましたが、間を縫うように一人コーミング。流木はたくさん拾いました。

S&Y WORK SHOP
宮崎県宮崎市大字郡司分甲2810-2
0985-56-7207(FAXも同じ)
この店、なかなかのハイセンス店。ストレスフリーな空間。

椿古道具店
宮崎県宮崎市中村西1丁目2-3-1
0985-55-0328 11:00~19:00頃
約8年前からやってるみたい。こここんな店があるのに!!笑 というぐらい古道具のセンス抜群でした。こういうのってなかなかしようと思っても長くできない。脱帽です。鉄缶2ことおちょこ(昔の実験器具)購入。

日向路工芸店
880-0806 宮崎市広島1-16-5
(0985)22-8338
AM10:00~PM6:00
いわゆる民芸品店。アフリカの布、かごなんかもあってふんふんと。

krona 880-0021宮崎市清水3丁目8-7日興ビル103 11:00~17:00
おおはた布店 880-0021宮崎市清水3-8-7 日興ビル203
同じビルに入っている2店。

〒880-0805 宮崎県宮崎市橘通東3丁目5-26 TEL/FAX0985-29-3714
12:00~19:00
フランスを中心としたアンティーク&古着。奥では店主がミシンでがしがし服をリメイクしてました。最近はこういう+αが大事だねー。気になったフラッグがありました。フランスの村のものみたい。 

KIMAMA BOOKS
〒880-0803 宮崎市旭1丁目3番12号 奈良ビル102号
良いサイズのブックショップ。散歩用に珈琲をテイクアウトで。

街ぶら中に気になる骨董品屋を見つけたのでガラス越しに物色。閉まってはいたけど看板に携帯番号が書いてたから電話する

私 「開けてもらうことってできますか?」
店主 「家におるからかまへんよ(関西弁ではなかったはず)」

と次の瞬間、併設してる家の玄関が「ガラガラっ!」と開き中からプロレス武藤敬司のようなおっさんが出てきた。

店主「もう呑んどったんや、まぁはいれや」

と危険なにおいを感じながらも男一人暮らし(であろう)の自宅に入る。雑然とした室内、和風ワンルームだ。並べられた仏像、古布を裸電球が控えめに照らしている。肝心の店主はテレビを見ながらスーパーのお惣菜を肴に焼酎。

店主「飲むやろ?ほれ、」

と焼酎を勧められる笑 が「車できてるから」と断り、代わりにコーヒーをもらう。(この珈琲、あとで1万とかふっかけてこーへんやろかとビクビク...笑) どうやら骨董市を巡り巡って生計を立て、今日はたまたま市がない日だったみたい。その後骨董あれこれ話し、気になる商品3つの値段を聞く。どれも手が出ない値段だった。どうやら良い目をしてるみたい笑
挙げ句、今度一緒に骨董市に出店しないかと話をもらう(ここまでくると寂しそうに思えてくる...)がその場ではとてもじゃないけど勇気が出ずお断りした。すんません、だって、ねぇ....笑

気になったものの一つ。ブロンズの太陽の塔と頂いた(無料の)缶コーヒー

貴重な体験でした。携帯番号しってるから今度、覚悟を決めて「弟子にしてくださいっ」て電話しよかな。

もらったりあげたりかんじたり


同僚の故郷、種子島のお土産。なかなかツボなパッケージ、書体とかいいよね。宇宙的で人工的なのにアナログ感満載。(失礼だとは思うが)命名するなら「秘宝館風パッケージ」ってとこか。味は...まだ食べてないのでわかりません笑 もうすぐしたら食べます。→


しかし、宇宙といえば宮崎の科学館前にどでーーーん!とありました。衛星?ロケットのレプリカ。「NIPPON」て縦書きもなかなかいい。迫力あります。

またコーミングしに行ってきました、方財町に。この日はあいにく凄まじい海風で、波しぶきで少し先でも霞んでみえるぐらいの空模様。散歩、ジョギング、サーフィン、釣り等々で何人かのひとがいたけど、写真のおじさんは一人晩酌中。羨ましい笑

延岡は空が広い。朝日、夕日が良い景色を演出し、街の雰囲気がぐっと良くなる。朝と夕方の風物詩みたいなもんだけど、高校生が自転車で通学してるのもこの景色の中だとまるで映画のワンシーンみたいになる。たまに大声で歌いながら自転車を漕ぐ学生もいるが、あれは頂けない笑

フィルムみたいな感じになってますがアイフォンです。画質悪い...トホホ... 

2015/05/17

てげ旅 -大分(なんだかんだ市内)-

市内は驚く程穏やかでした。土曜日の昼間にしては寂しい。若者ぱらぱら、お年寄りぽつぽつって感じ。でも住みやすそうな印象の大分。思えば観光客は温泉目当てか、だっておんせん県だもんね。ざっくりスケジュール。

9:00 延岡発
11:00 ネスバやマライカ散策@パークプレイス
11:30 骨董市@大分護国神社
12:30 散策&ごはん@市内
14:30 大分県立美術館ひやかし
15:30 帰路に

骨董市はまさかやってるとは思わなくてうれしい誤算。前回霧島で見た業者が居て、さらに気になってた両手のないキリスト木像(カクレかな?)を再度発見。念のため値段を聞いて安なってたら購入も検討したが敢え無く...12000円ですた。成果はブリキ茶筒のみ。自宅にある鉄の茶筒と雰囲気、風合いがそっくりだったので合うかなと思い購入。

大分縣護国神社の境内。巨大な矢と熊手がぶっささってる。

骨董市。雨上りだったから人もまばら。改めて古い物は好きやけど骨董にそこまでこだわりがないと実感。「〇〇作の~」とかはあんま気にならないから大概店主の人と話が合わない。でもめげずに(骨董市の人によって)掘り出されたものを(自分で)掘り出す。たまに驚く程センス合う店もある。

閉まってたけど気になる店。箒屋

たまたま見つけたお店。月に数回しか開かないらしい。ビルの感じが良い。こればっかりはどうやっても出せないし勝てない、新しい店には。NAHOMI WORKS

「華の店 Kick up」、でも実態はカオス。

間がないので昼食はファストフード大分Verで。この店もたまたま道中に見つけた。ものすごく
おいしくておいしくて...笑 驚きました。大分の鶏、侮るなかれ。チラシで包み、ビニール袋で提供されるそのスタイルもGood!丸福 住吉店

これもたまたま、つい先月オープンしたばかりの大分県立美術館に。通称OPAM(オーパム?)それはそれは立派でした。

発見。

OPAM近くの教会。

市内ぶらぶら。マルタンマルジェラって全然知らないし着ないけど少し気になる。なぜなら大阪の店舗が大阪農林会館にあったから。今は無きベルリンブックスに行くとき横目で見てました。大分店もこの通り、素晴らしいビルに入ってました。

ぶんご、奥にお茶屋さんもある。

蔵を利用したショップ。

センスを疑う公衆トイレ。外観も凄まじい。

見たまんまアバンギャルドなお店。フジロックでもお馴染み、キャンドルジュンの作品が並びます。店舗サインも秀逸。クロマニヨン

たまらん看板

車が目の前に駐車してて正面から撮れなかったけど、そして食べたわけじゃないけどたぶん、ここめちゃ良い店ぽい。陶やかん

今度はここでお茶しよう。ばんぢろ

他、行った店。 used & vintage GROW、ee used clothingなど。
他、行きたかった場所。味蔵九州自然動物公園bonne古道具ハルなど。

あと、大分の信号機は大阪人顔負けのせっかち具合...。「チッチッチッ!」

なかなかサイズ感、空気感の良い街でした。

てげ旅 -大分(道中あんなこんな)-

普通の土曜日、普通の休日にふらっと大分まで足を伸ばす、ざっと片道100Km。いよいよ延岡市民になってきたと改めて実感。普通の何でもない土曜日に往復200Kmを走破できたら延岡市民として合格だと思う。さぁ目指すは日曜日に遠出だ!笑 しかし初めての道、初めての車一人旅(延岡に来てから)。まずは大分市内に行くまでの道中であれこれ感じたことを。

延岡市内から大分中心街に行くのは下道10号と326号線で。かなりの田舎はもちろん。突っ込みたくなる看板や店、自然のものが多すぎて早々に気になるもの全部回るのは止そうと断念。いや、ほんとに人間って深い、そもそも「なぜこんな山奥に住居を構えるの?」というのは結構テーマかも、「こんなとこに!?」「こんなものが!?」はいくつになっても気になる影響力のあるもの。とはいえ忘れるのでざくっと記す。

①北延岡駅前のお土産屋風焼酎専門店→誰が買いに来るんやろ...
②北延岡駅付近の田園風景とほこら
③日向長井駅付近で突如現れる「西郷隆盛」の軌跡。
④その西郷隆盛の記念館入口サインがラブホ案内サインと同列
⑤宇目の眺望
⑥レストラン「すえひろ」の気になる加減※勝手にLink
⑦豊肥本線「三重町駅」周辺の風情

など。後は写真付きで。

北延岡駅を超えたあたりにある川。奇岩とまではいかないけどなかなかの岩石っぷり。

宇目の道の駅近くのカフェ。あいにく閉まってたけど気になる外観。→

写真の真ん中をよくご覧ください。巨大天女像が...→

九州八十八か所「蓮城寺

道の駅「みえ」からの。

木材たち。何になるんやろか。

蓮城寺の千体薬師像。圧巻すぎ...。これは鬼気迫るもあり、周りの村がゆっくりしてそうなだけに逆に。飢饉とかあったんかな。
 
僅かながらお賽銭しました...。屋根の老朽化、瓦の破片ぐらいは直せるかな...。