2016/05/08

キセイ旅行③ -キてる奈良ー

最近、明らかに「奈良ブーム」を感じているのは私だけだろうか。それはそれはもう明確に「奈良がキてる」と思う。いや、もちろん変に「キてる」わけではなく「注目されている」と思う。※具体例①:TRANSITの特集が奈良
正確には過去にも大きく注目され、そして都でもあった場所なのだから「再注目されている」と表現した方がいいかもしれない。手前味噌ながら奈良には「土地が持つ趣深さ」「筋金入りの人が多い」という印象を持っていて、さらには素晴らしい「寺文化」が密かに根付いている場所なのだ。この「密かに」というのが奈良のキーワードで、あまり派手さは好まないものの何でも「密かに」存在していたりする、1から1へと中身の濃い~教え伝えを伝承する場所、奈良。SNSなんてもってのほか、みんなそんなに繋がりたいわけじゃない、奈良。みんな密教徒なんかな。

みんぱくを後にした私は電車を乗り継ぎ奈良へ向かう。帰省した際、「行く場所一つだけ選べ」と言われたら絶対ここを指名するやろな、というお店「MARU‐MARU」へ。最近は中国人がビーズとかを買い付けに来るらしい、華人の欲深さ凄まじい。
外国人観光客も多く、また新しいお店もできててこれまた密かに盛り上がっていた奈良。昼ご飯食べる時間なかったので近鉄奈良駅のホームでおにぎり3つ、むさぼり食いました。

新しく見つけたお店「実寸‐Jissun‐」、若い女性が店番してて「ひぇっ」と驚きました。
奈良市を後にし、今日の晩御飯場所の八木へ向かう。近鉄電車で1本。途中、素朴そうな高校生が乗車してきてほっこり。車窓から見える景色はのべーーっとした盆地。どこまでいっても盆地、あっちもこっちも盆地な奈良北部。安心するのは私だけでしょうか。
大和八木駅は奈良県橿原市に位置する主要駅のひとつ。そこそこな賑わいを見せていてそこそこ好きな場所。駅前は渋い喫茶店が軒を連ね、赤ちょうちんの店もある下町風。友人との待ち合わせまで少し散策。途中、コンビニ前でゆっくりしてると隣のおじさんに「兄ちゃんどえらい荷物しょってるな、わしがそんなん背負たらヒザいかれてまうわ!」とだけ言い残して去っていきました。やはり「奈良キてる」と実感。
駅前高架下の喫茶店。歩幅かわいい
30分後、友人の親族が経営していると発覚した渋い喫茶店
 堂々と...笑
八木で呑むときはここと決めている「炉端焼 いろり」。駅前の赤ちょうちんのお店。しかし侮るなかれ、ファンキーでダフトパンクな男性3人が切り盛りしている。サマソニのフライヤーとかも置いてるから勝手に音楽関係者じゃないかとふんでいる。1人は見た目が松本零士なのでダフトパンク、1人はボウズなのでパンク、もう1人は長髪で曾我部恵一みたい。過去、店内で凄まじい喧嘩が始まり、椅子が飛んできたこともあるが平然と飲み続けたことがある。そのときはダフトパンクが「すみませんね」と謝ってきたがたまにはヒートアップもするのが人ってもんですわ。

炉端焼 いろり
奈良県橿原市内膳町1-5-16
0744-25-3430 
この角はレベル高いぞー
のれんをくぐってカウンターへひょこっと。
ほんまに何でもある。カエルだってあるんだから。
おとなしく瓶ビールと串
友人も合流し、2人でさし呑み。その後、別の友人がやってる王寺の焼き鳥屋にはしご、最後はスタバでコーヒーとなんとも奈良県らしい飲み方をしましたとさ。

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