2016/11/26

てげ場所をゆく -祝子デイ・キャンプ(メシと温泉)-

キャンプといえば「カレー」だろうってことで会社の同僚から頂いたレトルトカレーを持参。もちろん白米は自家製(盆地産)、飯盒も持参、タマゴだって持ってきてる。バーナーだってあるし食器なんて妻がフィンランドで直々に買ってきたクピルカだ。って言ってもキャンプ場には我々2人(+おじさんおばさん)のみ。細々と調理し細々と食す。途中、おじさんおばさんは「出かけてくるから」と出かけて行きもはや「我々2人のキャンプ場」と化した祝子川キャンプ場。ゆ、ゆるすぎる...笑
デザインから紙質まで、かなりの徹底ぶり、「珊瑚礁カレー」。
久しぶりの飯盒飯、横着して持参した簡易コンロで...
飯盒の上に水滴を垂らし、メシの炊け具合を診る。
タマゴは勿論目玉焼き。
美味しいカレーとノンアルコールビールで食事を済ませ、しばしまったりムード。(2人だけの)キャンプ場内を散策したり写真を撮ったり、とにかく天気も良いので何をしても気持ちがいい。水も驚くほど冷たく食器の洗浄はアイスを食べてるみたいな感覚になった(脳の錯覚)。ちょっとした斜面を下るとそこは祝子川の水際。食後の読書とコーヒーは水際で、ということで自生するキノコを踏まないよう斜面を下り、巨石が乱立する川沿いに場所を陣取る。川の水は驚くほどの透明度、巨石の間を激しい流れで高いところから低いところへ流れていく水。一体いつの時代からこの場所は、この場所のままなのだろう...。
和紙の原材料かと思った。
巨石群、凝灰岩だろうか。
あぁ...飲みたい...
水面。
さすがは山間、日が暮れるのも早い。そして同時に急激に寒くなる。こんなところで遭難でもしたら...と想像しただけでもゾッとなるがそれぐらい骨身に染みる寒さ。そろそろ退散しようかとキャンプ場を後にし、近所の温泉へと向かう。
やってなかったが、お茶屋さん。
向かったのは「祝子川温泉 美人の湯」。キャンプ場からは車で5分と離れていない。バイカーやハイカーに紛れて我々も入湯。さすがは「美人の湯」だけあってお湯はトロトロで気持ちがいい。露天風呂からは大崩山が一望でき、いかに反り足っている山かどうかを見ることができる。売店で「神さん山」という日本酒を購入。
【youtube】祖母傾ユネスコエコパーク推進 プロモーションビデオ 大崩山
祝子川温泉 美人の湯 HP
延岡市北川町川内名10358-10  TEL:0982-23-3080
どっから来たんや!?というぐらいハイカーバイカーだらけ。
温泉からもう少し先に行くと、さらにパワースポットが。
今度は登山目的で行ってみようかな...。さすが時間かけて行く価値はあるなと感じる「祝子」でした。
祝子の空気感はまるでライアンマッギンレー写真の如く、自由で壮大な雰囲気でした。
音楽で言うとシガーロスのような...。ほら、何となく似てません?

てげ場所をゆく -祝子デイ・キャンプ(いきしなとキャンプ場)-

もうかれこれ1か月半前の話。10月前半の天気のいい日曜日、車を走らせて祝子川(ほうりがわ)の上流まで行ってきました。目的は温泉とデイキャンプ。車なので目いっぱいキャンプ道具を詰め込んでいそいそと向かいます。
延岡市内から祝子川上流までは約1時間半。しかも離合の難しいなかなか険しい山道も途中出てきます。そこは椎葉村への往来で慣らしたドライビングテクニックで難なくクリアし先を急ぐ。
道のりに出てくる2つのダムのうちミニマムな方、浜砂ダム
コンクリートの表層を舐めるように滑り落ちる水。お尻の穴キュってなる。
祝子川はダムこそあれど水の透明度抜群。下流には焼酎蔵もありまさに名水。道路から見える川の水も透明度が高く飛び込みたいぐらい(ウソ)。山々も険しく、何度となく車を停めて写真を撮る。
発電所?対岸にある廃墟。
かなり深そうだが透明度が高く底が見える。
「大崩」と書いて「おおくえ」、「祝子」と書いて「ほうり」。難解すぎる...。
年季の入った看板が道しるべ。
大崩れしないようにコンクリートで。高校時代にマネケン流行ったなぁ
そうこうしてるうちに第一の目的地「祝子川キャンプ場」へ到着。おそるおそる車で入場するとおじさんが1人、そしておばさんが1人。「キャンプしたいんですけど?」と私。「いいよ、空いてるとこどこでも使って」とおばさん。そうしてするりと入場しました...。聞くと基本は宿泊キャンプ場のため、デイキャンプなるものは価格設定がなく申し訳ない程度に小銭だけお支払いしました...。デイキャンプはまだ延岡奥地に波が来てなかったか。
祝子川キャンプ場
宮崎県延岡市北川町上祝子川
祝子川キャンプ場管理事務所 TEL(0982)20-1130
都会っ子も泊まれる立派なコテージが6つほど。
都会っ子も問題なく泊まれる設備
都会っ子も問題なく泊まれる布団たち
綺麗な炊事場、得体のしれないドリンクが冷蔵庫にあったがおじさんはグビグビ飲んでた。
割れ目?から生える樹木と苔。
準備も整ったしお腹も減った、さぁメシだ!!

2016/11/23

てげメシarchive27

諸事情で外食激減。まぁ別に良いんですけどやっぱなんでもメリハリって大事。逆に外食激減したことによって「あ~今日吞みにいきて~」って日、明らかに増えてる気がする。難しいね。。

昼食で訪れました、お蕎麦屋さん。何が一番気になったかって?そりゃあ暖簾しかない。
吉庵 (キチアン) 
宮崎県延岡市天下町1213-451 0982-39-0188
店員のシルバーっぷりが気になった。
一番の見どころ。暖簾。
蕎麦もおいしいですよ。
天ぷらのボリューム凄い。

外観と内観の差を感じるお店。どう違うって、外観は普通の(失礼)居酒屋で、内観はお洒落な小料理屋風でした。「やきとん」のお店らしく、刺し子のメニューやハンドクラフトな箸置きなど、見た目でも楽しめるお店でした。
炎菴 ほの穂 
宮崎県延岡市船倉町2-3-18 0982-27-4222
流木が使われていたりと、随所にオサレポイントあり。
しかし、外観はほら...

行かないと行かないとと思いながら、知らぬ間に暖簾をくぐるまで2年かかってしまいました。噂の「とり千」。ここの地鶏はコリコリとは違って少しふっくらやんわり系。味も若干薄めで年齢問わず、ながーーく食べれそうな地鶏でした。何故かハイネケンの生ビールもあり、ついついフジロックを思い出して頼んでしまいました。家から近かったらもう少し来るんやけどな...。
とり千 
宮崎県延岡市構口町1丁目5388  0982-32-0578
店内が全く見えないので不安ですが、入ってしまえばこっちのもんです。

てげ旅 -べっぷ(明礬温泉 編)-

別府温泉巡りの最終着地点は明礬温泉(みょうばんおんせん)へ。ここには江戸時代から作り続けられている湯の花があるらしく、我々の冬のお助け品として是非お土産に購入して帰ろうという魂胆なのです。前述したとおり、我が家の風呂には追い炊き機能がありません。せっかくの熱湯も凄まじいスピードでお湯が冷めていくため「なんとかしたい!」と昨冬発案したのが「湯の花を入れて湯温キープを図る」という作戦。これが功を奏し、今ではそこそこ冷めない温かいお湯に入れてます。
湯の花製造直売所 HP
〒874-0843 大分県別府市明礬温泉6組  TEL 0977-66-8166
このたいそうな小屋で精製される湯の花たち。
茅葺の間からは湯けむりがもくもくと。
そしてこれがお目当ての湯の花。もちろんお徳用の巨大袋で購入。
後日談として...自宅で使用しましたがなかなかの温泉感が出る湯の花でした。石ころとかも入っててかなりの粗さ。でも硫黄の香り含め一気に自宅の浴槽が温泉になります。そのうち湯船に湯垢がこびりついてるかも...。
明礬温泉を後にし、そろそろ辺りも暗くなってきたので一路延岡へ。帰りはいつもの佐伯市はマルマン寿司でさくっと食事を済ませ帰宅。相変わらずの人の少なさでしたが地元産の新鮮なネタをおいしく頂きました。
SHABBY CHIC HP
別府市明礬5-2 0977-66-9872
明礬温泉近くの雑貨屋に寄り道
結構な品揃えでした。
我々の密かな楽しみ、マルマン
何となんと、あの「お笑いマンガ道場」の富永一朗さんは佐伯市育ちらしい...。
以上、中身の濃い別府旅行でした。

てげ旅 -べっぷ(鉄輪温泉 編)-

もういつの話やねん...という感じですが別府温泉の続きを書きます。「別府温泉」というのはいわゆる温泉郷の総称であって、いくつもの(数百とか?)温泉が集まったものらしい。その中でも一際読みにくく、またいい風情なのが鉄輪温泉、これで「かんなわおんせん」と読みます。
いい風情。特に体も悪くないけど湯治でもしたい。
足元からは黙々と湯けむりが。
「お茶でもしたいね」と入ったのは「冨士屋Gallery一也百(はなやもも)」。元別府を代表する旅館の1つだったという「冨士屋」をギャラリーとカフェに改装した場所。明治時代の建物らしく、なんとも言えない重厚感と気品が立ち込めます。隣接する生活道具ショップも見どころ満載で目にも胃袋にも優しい場所。ついつい長居すること必至。
冨士屋Gallery一也百 HP
〒874-0046 大分県別府市鉄輪上1組 0977-66-3251
入り口①、右奥にもう一つ入り口あります。
正面。着物姿の文豪でも出てきそう。
ショップ。日本の伝統工芸や作家ものを
店内。残念ながらもう旅館としては使われていないらしい。
喫茶スペース。窓枠がカッコいい。
ピアノの椅子にさらりと置いてた織物。
こんな画が似合う店です。
ショップ外観。やはり窓枠がカッコいいな。
珈琲とお菓子を頂き、また散策へ戻る。しかし至る所に足湯や温泉がわんさかあって湯量の多さを実感する。大分にはこんなに温泉があるのに宮崎にはわずかしかない...少し分けてほしい...。
この下には♨あるよ。
「大 園」になっている。
全景。温泉まんじゅうでも食べたくなる湯気。
鉄輪、好きな雰囲気でした。