2018/01/03

Go to UNZEN!②-雲仙観光ホテル-

両サイドを針葉樹で囲まれた一本道のファサードを車で入っていくとさながら英国貴族にでもなった気分。エントランスでお出迎えを受け、いざチェックイン(しかし、自分の車の汚さが恥ずかしい...洗車してくるべきやった)。
「旅行券での宿泊」という若干反則気味の我々にも実に温かい応対の皆さま。外は寒いがホテル内は温うございました。しかし、気のせいではなく本当にホテル内がめちゃめちゃあったかい。暑すぎず寒すぎずでTシャツでもいれるほど。後から気付いたが室内も物凄くあったかくて「これはもしや!?」と思って確認してみたらやはり温泉の「地熱」であったかいみたい。めちゃめちゃエコやん。
通された部屋は「泊まる」というより「暮らす」にふさわしいなんとも言えない居心地の良い空間(雲仙観光ホテルは「ホテルに暮らす」を目指してるらしい)。壁紙はウイリアムモリス、色もすべて落ち着いたトーンで凛とした雰囲気のある部屋。ここで泊まれるなんて幸せ過ぎる。
雲仙観光ホテル 
〒854-0621 長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地 0957-73-3263
外観、クリスマスツリーもナイスセンス
一生暮らしたい
鍵もクラシック
壁紙はアーツ・アンド・クラフツ運動のウイリアムモリス
当時、行った展示会を思い出す、このチラシデザインは名作やな。
思わず目を見開いた「サン・ルイ・シュクルの民族彫像シュガー」
凄まじくツボを刺激してくるホテル
カーペットのデザインもすごく素敵なのです。
お食事まで、しばしビリヤードを楽しむ
そして食事。「高い天井と200畳の広さを持つダイニングルームは、かつてダンスパーティーも開催され社交の場としての役割を果たした。」 とされているように、広々したダイニングルームで本格的なフランス料理を頂く。お客は我々含めて4組ほど。とても静かに、でも感嘆の声を挙げざる負えない料理を食べる。おいしすぎる...。

Terroir(テロワール)
河豚のブランダードと菊芋のポタージュ
雲仙鰤のスモークとずわい蟹のサラダ仕立て 蕪のムース添え 柿のソース
オマール海老 帆立貝と茸のパイ包み焼き トリュフ風味のジュ
鮃とヘーゼルナッツのグラフィネ ムール貝のクリームソース
佐賀牛ロース肉のグリエ 赤ワインソース 法蓮草のクーリと彩り野菜
熟成チーズの盛り合わせ
シェフパティシエのデザートコレクション 2017冬ワゴンサービス
コーヒー又は紅茶と小菓子
パンとスパイスロースト

以上、料理の写真もパシャパシャと撮りましたが是非現場でご体感を、料理長にブラボー。
大人すぎる社交場!!
食事を終えた我々は、夢見心地で2軒目(ホテル内)の図書室へ。寄贈本が多い、とのことだが洋書から最近の雑誌まで幅広く蔵書されている。3軒目のバーまで、少し時間を嗜む。
前述通り、5日は居れる。
渋い豆本
なんか、良い時代やのぅ
お腹も目も、頭も一杯になったところで本日最後のお店、3軒目(ホテル内)の「メインバー」へ足を向ける。お客は我々のみ、暖炉前のロッキングチェアでカリラを頂く。至福すぎる時間、空間でもはや何も言うことはありません。火を見ながらロッキングチェアに揺られて呑むアイラウイスキーの味はおそらく生涯忘れないだろう笑
バーテンダーの方から「「観光」という字を最初に取り入れたのは雲仙観光ホテル」とか「観光というのは「国の光を観ること」」とかいろいろホテルと雲仙の歴史について教えていただきながら夜は更けていく。途中、「雪が降ってきてますね」との情報を聞きつけ一度外に行くも、あまりの寒さに1分と持たず退散しました。確かに雪が舞ってて「積もるかも!?」という期待と「積もったら帰れへん!」という不安の入り混じった複雑な気持ちに。。
重厚すぎる店内
火って良いね
しっかりとお酒の香りを味わい、お店を後に。眠るまではまだ少し時間が早いのでお風呂へ。もちろん温泉である。そして客は私一人。露天風呂もあり、お酒で火照った顔に夜風が気持ちいい。羊を一匹も数えてないまま就寝。
シェル型風呂
このまま目が覚めないんじゃ!?と思うほど至福の夜。

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